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P.7 (航空機) : ミニ英和和英辞書
P.7 (航空機)[ぴー7]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
航空機 : [こうくうき]
 【名詞】 1. aircraft 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [き, はた]
 (n) loom

P.7 (航空機) : ウィキペディア日本語版
P.7 (航空機)[ぴー7]

PZL P.7は、1930年代初頭にワルシャワPZLで開発されたポーランド戦闘機である。1933年ポーランド空軍の主力戦闘機として採用された本機は、初めて量産に移された全金属製単葉機のなかのひとつであり、当時としては最先端の構造をもっていた。しかし1930年代の末には旧式化し、後継のPZL.P11cに交代した。P.7は少数が1939年まで現役にあり、数十機がポーランド防衛戦争に参加、若干の撃墜戦果を挙げた。
== 設計と開発 ==
PZL P.7の開発は、才能豊かな設計者であったズィグムント・プワフスキが、1928年に全金属製・金属外皮を採用した単葉戦闘機PZL.P.1を設計したことに端を発する。高翼配置のガル翼を採用した同機は良好な視界を有し、その主翼設計は「ポーランド・ウイング」あるいは「プワフスキ・ウイング」と呼称された。液冷直列エンジンを装備するP.1は最大速度302km/hに達したが、戦闘機にはライセンス生産された空冷星型エンジンを使用するという空軍の決定により、試作に留まった。このため1930年8月に初飛行したPZL.P.6には、ブリストル・ジュピターVI FH エンジンが使用されることとなった。両機とも航空界で高い評価を受け、P.6は1931年の8月から9月に開催された米国国際エアレースで優勝、世界最高の戦闘機の一つであると報じられた。しかしP.6は量産されず、さらに改良を加えたP.7が開発された。同機の試作1号機は、基本的にはP.6のエンジンをより強力なジュピターVII Fに換装したもので、圧縮機の採用により高高度での性能が向上していた。この1号機は1930年10月に、ボレスワフ・オルリンスキの手で初飛行した。当初エンジンには、シリンダーごとにフェアリングが設けられていた。1931年の秋、試作機はルドミル・レイスキの操縦中に墜落して失われる。墜落原因は特定されなかったが、レイスキは脱出して事なきを得た。同年秋に製作された試作2号機はエンジンにタウネンドリングを追加し、機体尾端を細くするなどの変更が加えられ、これがP.7aとして量産されることとなった。再設計された主翼はPZL.P8から流用されたもので、翼幅が若干増しており、さらにエルロンが短縮され、翼表面はリブのない平滑なものとなった。一般にP.7として知られているのは本機である。
量産は1932年の半ばに始まり、ポーランド空軍に納入される1933年までに、計149機(試作2機は含まず)が生産されて6.1から6.151の機体番号が与えられた。
P.7を設計したのち、プワフスキはさらに強力なエンジンを装備する機体の設計に着手し、これがのちにPZL.P.11として量産されることになる。プワフスキ自身は液冷直列エンジンの使用にこだわっており、次作のP.8戦闘機は液冷直列エンジンを装備するスリムな外形の機体となり、最高速度は350km/hに達した。P.9となるはずの発展型も計画されたが、1931年3月にプワフスキが墜落事故で死亡してしまったこと、また空冷のP.11が支持されたことで、以後の液冷エンジン機の設計は途絶えることになった。P.11はポーランドの主力戦闘機となったが、同機の開発に並行して、1932年には輸出型のP.24も開発された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「P.7 (航空機)」の詳細全文を読む




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